FEATURE
私の仕事術
私の仕事術|File8 アイデアがひらめいた瞬間を逃がさず、実現のための必要情報をその場で収集
株式会社ソルメディエージ
アートディレクター、グラフィックデザイナー、映像ディレクター
長井真悟さん
アートディレクターの仕事術
2019年、ディレクションを務めた新潟市の観光PR動画『隠れた宝物』は、国際観光映像祭でアジア部門最優秀賞に輝いた長井真悟さん。
新潟から世界トップクラスのクリエイティブを発信するアートディレクターの仕事を支えているのは、アイデアがひらめいた瞬間を逃さず、すぐに書き留めるというシンプルなもの。
しかし、これが簡単なようで意外にむずかしいということは、ビジネスパーソンならご存じのはず。
それを可能にするヒントは意外なところにあった。
一日のスケジュールを整理・再確認して仕事場へ
「会社ではデザインや編集など、没頭してしまう仕事が中心。担当している案件の整理や業務管理の時間は意外にとれません。私は新潟市東区に住んでいますが、出勤前に頭の中を整理して、気持ちをフラットにする時間がほしいのでバスで通勤しています。一日のスケジュールを再確認する意味でも大切な時間です」
バス通勤の最大の魅力は両手が使えること
「自家用車通勤には自宅から会社までドアtoドアで行ける便利さはありますが、ハンドルを握り両手がふさがっているので、デザインのアイデアなどがひらめいても、すぐに書き留めることができませんでした。バス通勤はクリエイティブに役立つアイデアを逃さないだけでなく、必要な情報をすぐにタブレットで調べることができるのも魅力だと思います」
1日のスケジュール
●9:03 バス乗車
・国内外の映像配信サイトでリファレンス(映像制作のための参考資料)収集
・Voicyやclubhouse、各種SNSのチェック
・当日のタスク整理(iPhoneのリマインダーApp)
・グラフィック案件のアイデアフラッシュやサムネイル書き
・映像案件のプロットや絵コンテ書き
●9:35 出社
メールやSlackのチェック。ZOOMでミーティング。毎週火曜は全社会議に出席する
●12:30 昼食
コンビニの場合は社内で。アシスタントと外食することも。カレーとナンが好き
●13:30 制作業務
企画・制作に集中する
●19:30 退社
●19:40 バス乗車
車窓からの景色を眺めながら気持ちをフラットにする時間
●20:00 帰宅
企業名|株式会社ソルメディエージ
事業内容
グラフィックデザイン、WEBデザイン、映像制作、アウトオブホームメディア、プロジェクションマッピング、照明・音響での空間演出
企業紹介
社名の「ソルメディエージ」は、SOLUTION(解明)+ MEDIA(媒体)+ AGE(時代)の 3つのキーワードからなる造語。
多様化し淘汰され、日々新しい可能性が生まれる「メディア」という舞台をサポートをする。
プロデューサー、ディレクターをはじめ、プランナー、デザイナー、プログラマーといった多分野のスペシャリストが常駐。
さらに社外の強い連携網により「広い視点、とらわれない発想」と「スピーディーなオペレーション」による効果の最大化を実現している。
取材で感じた企業の魅力
最先端の手法で新潟から情報を発信
プロデューサー、ディレクターをはじめ、プランナー、デザイナー、プログラマーなど、多彩な才能を持ったスペシャリストが常駐。
それぞれの視点からアイデアを出し合うことでクライアントの課題を解決するソリューションをブラッシュアップ。
それらを最先端の技術で表現してくれる。
専門領域をまたぐ多才なディレクターによるスピーディーな提案・制作
ひとりのクリエイターがグラフィック、動画撮影・映像加工・編集までこなすことができる。ひとつの領域にとらわれず、より面白い発想で提案してくれる。最先端の技術をどんどん取り入れていく企業体質も高いクリエイティブ力を支えている。
カンパニーメッセージ
代表取締役
丸山健太さん
「IT事業、WEB、紙など、メディアを問わずデザインや映像などのビジュアル表現は不可欠。その重要な部分をさまざまなピースで埋めるのがソルメディエージです。ディレクターは常に考え、新しいアイデアを生み出すことが必要ですが、公共交通通勤はその時間を有効に確保できる可能性があると思います。また、駐車場や交通費など企業の経費削減につながることも期待できます」
所在地
新潟県新潟市中央区天神尾1-2-27
電話番号
025-290-5674