私の仕事術｜File7　徒歩通勤で仕事スイッチをオン。頭のなかを整理しながらリフレッシュ

2021.03.08

株式会社Riparia
代表取締役 CEO
室田雅貴さん

ITベンチャーCEOの仕事術

新潟大学在学中の2019年、都市部に住む副業人材と地方の企業をマッチングするWebサイト『ともるい』を立ち上げ、起業した室田さん。
都心部で副業を解禁する企業が増えるなか、首都圏で働く人材のノウハウや知見を地方企業に取り込もうという試みは、新しい時代の働き方と生き方のヒントを、私たち新潟のビジネスパーソンに示唆しているようだ。
今、注目すべき若手ITベンチャーCEOに仕事術を聞いた。

通勤時間でリフレッシュと適度な運動を

「オフィスは自宅から徒歩で約10分の場所にあります。家でも仕事はできますが、同じ場所にいるのは気持ち的にキツいので、リフレッシュと運動不足の解消を兼ねて週5日は徒歩で通勤するようにしています」

リラックスしてデジタルデトックスの時間を確保

「通勤中は、音楽を聴いてリラックスしながら今日やるべきことをシミュレーションしたり課題を考えたりしています。そうすることで、職場に着いてからスムースに仕事に入れます。スマートフォンを見ずに、街の空気や季節の変化を肌で感じることを意識しています。デジタルデバイスに向かう時間が多い仕事なので、こういう時間をいかしたデジタルデトックスはとても重要だと思います」

１日のスケジュール

●9:30　業務開始（自宅にて）
メールチェック、各所連絡対応（メール）

●10:00　打ち合わせ
ZOOMでクライアントとの2本の打ち合わせ

●12:00 昼食
昼食のパンを食べながら、徒歩でオフィスへ移動

●13:00 資料作成
報告書や営業資料作成、イベントの企画準備など

●15:00 打ち合わせ
ZOOMでクライアントとの打ち合わせ

●15:30 打ち合わせ
進行中のプロジェクトの打ち合わせ（対面式：計3名で）

●17:00　各所連絡対応
メールチェック、各所連絡対応（メール&電話）

●18:00　打ち合わせ／会食
簡単な食事を交えながら打ち合わせ（相手は1名）

●20:00　徒歩で帰宅

企業名｜株式会社Riparia

事業内容

Webサービス・アプリ等の開発・運営

企業紹介

2019年9月創業のベンチャー企業。
CEOの室田雅貴さんは新潟大学大学院在籍時に同社を立ち上げた学生起業家だ。
工学部でプログラミングを勉強しているなかで、「自己満足で作るサービスではなく、もっと世のためになる、いろんな人が使ってくれるサービスを作りたくなった」と、副業として地方に関わりたいと考える都市部の人材と地方企業をマッチングするWebサービス『ともるい』を開設。
現在、新潟市や新潟県の委託事業も手掛けながら、事業を着実に拡大している。

取材で感じた企業の魅力

都会人の強みを地方企業で活かせる新しい“人材つなぎWeb”『ともるい』

Ripariaの主力事業『ともるい』は、都市部で働く人が自身の強みを登録し、その能力を必要とする地方企業とマッチングさせるWebサービス。2021年2月現在、登録者は約350人。県内企業30～40社からマッチング依頼がある。地方から首都圏に出て仕事をするケースは多いが、その逆の発想を「副業人材」という形で具現化したのが斬新だ。