私の仕事術｜File6　クリエイティブな感性に刺激を与える時間をいかに効率的に作れるか

2021.02.27

株式会社スリー
アートディレクター/WEBデザイナー/WEBディレクター
中野浩明さん

アートディレクターの仕事術

美しさやカッコよさだけでなく、課題解決や戦略効果の意図も込められたグラフィックやウェブデザインで多くのクライアントから支持される中野さん。
クライアントが抱える課題・希望・条件といった制作上の制約や要素を整理し、感情に訴えるデザイン性と機能として効果的なロジックを兼ね備えるデザインを構築している。
アイデアのインプットとアウトプットを常に求められるアートディレクターは、どのようなビジネススタイルを持っているのか。

ToDoを通勤時に確認。オフィスに着いたらすぐ仕事に

「自宅からオフィスまではバスで30分ほどかかります。バス通勤を始めてみて、この朝の30分は、単なる移動時間ではなくて仕事をするうえで欠かせない時間だと気づかされました。自身のスケジュール確認、チャットワーク、スラックなどのチェックを通勤時にしておくことで、会社に着いてからの作業効率が全く違います」

情報収集はポッドキャストを活用

「デザインの仕事をしているので、自身の感性を常に刺激にさらしておくように心掛けています。ポッドキャストはアイデアの宝庫です。『Takram Cast』『Automagic』などデザイナー自身が発信しているコンテンツがあって、それを通勤時に聴いて、ヒントになるものはスマホにメモをしています。聴きたいコンテンツが溜まってきていて、通勤時間がもっと長くてもいいのに、と思うくらいです」

1日のスケジュール

●8：30　バス乗車
チャットワークなどのチェック

●9：15　出社
スタッフとの業務確認

●9：45　業務

●12：00　昼食

●13：00　打ち合わせ
クライアントとの打ち合わせ。現在はオンラインで行なうことが多い

●18：00　退社

●18：15　バス乗車

企業紹介｜株式会社スリー

事業内容

WEBサイト制作、グラフィックデザイン、ブランディング支援

事業紹介

デジタル領域のデザインに強みを持つ制作会社。
Webサイト制作やグラフィックデザイン、ブランディング支援などで1,000件以上の業務実績を持つ。
デザインの思考法を用いて、モノゴトの本質を見極め、直接目で見ることのできなかったモノを目に見えるカタチとして視覚化。
「こだわり抜いた質の高いデザイン」と「ビジネス戦略に寄与する有用なデザイン」を用いることで､クライアントの「マーケティング戦略」や「課題解決」にも寄与している。

取材と通して感じた企業の魅力

デザインのパワーが成果に結びつく

「デザインには心に訴えかけ共感を生む力のみならず、仕組みを改善して成果へ導く力があります。私たちはそういったデザインの力を借りながら、伝えたいコトと受け取るヒトの間に立ち、戦略的にテクノロジーとデザインを掛け合わせることで、有意義なコミュニケーションの実現をお手伝いをしていきます」と中野さん。Webサイト戦略・ECサイト作成、ブランディング戦略・支援、ロゴマーク、CI・VI開発、コンセプト開発など業務は多岐にわたる。