私の仕事術｜File5　スケジュール整理と情報収集、アイデア出しの時間を習慣化することを意識

2021.02.16

株式会社ジョイフルタウン
別冊『パンとカフェとごはんの本』編集長
大澤帆波さん

雑誌編集者の仕事術

新潟県内のカフェやレストラン、パン屋さんなど素敵なお店をまとめた別冊雑誌『パンとカフェとごはんの本』。
大澤さんは、新潟で暮らす女性ならではの視点を大切にして、一冊の企画・編集を担当し、自身も取材に足を運ぶ。
街のトレンドやターゲットのニーズを常にキャッチし続ける編集者の仕事術とは？

通勤時間を有効活用してスケジュール確認&情報収集

「打ち合わせと取材、原稿制作でほとんどの時間を費やしてしまう日中に、新しい企画やデザインのアイデアソースを集めることは意外と難しいものです。そのため、私は毎日往復30分の通勤バス乗車時にその時間を確保しています。短い時間ですが集中して、街の情報やトレンドの宝庫である各種SNS、ピンタレスト等を集中してチェックすることは非常に効率的で、自分の仕事のスタイルに合っています」

退社時間を意識することで規則正しいビジネススタイルに

「〆切などに追われる雑誌編集者の仕事は不規則になりがちです。デザインや記事のクオリティを追求すると徹夜なんてことも…ということにならないように、無理をしないで仕事を切り上げて、ストレスや疲労をためないことが大切だと思います。私は“遅くても7時のバスに乗らないと”と毎日意識することで、時計を逆算した働き方ができるようになりました」

1日のスケジュール

●8:40　バス乗車
乗車中に1日のスケジュールを確認。SNS等で情報収集
●9:00 　出社
クライアントからのメール確認で業務スタート
●9:30　ディレクション業務
クライアントからの依頼を確認し、内容を整理。その後、制作スタッフやデザイナーへの割り振りを行なう
●12:00　昼食
●13:30　取材
新しくオープンしたカフェへカメラマン同行で取材。オーナーへのインタビュー取材と同時に、カメラマンへ撮影構図も指示する
●16:00　記事制作
●18:30　退社
●18:40　バス乗車
車内で業務の進行状況と、明日のスケジュールのまとめ・確認

企業紹介｜株式会社ジョイフルタウン

事業内容

出版、ウェブサイト・パンフレット制作、イベント企画

企業紹介

ジョイフルタウンは、新潟市中央区にある出版社。新潟を知り尽くす編集者が厳選した旬の街ネタやエンタメ情報を紹介するメイン媒体『月刊にいがた』に加え、おでかけ情報を中心に毎日記事を発信するウェブサイト『日刊にいがたWEBタウン情報』もキュレーション。「紙」と「ウェブ」の2方向から、新潟の街をより楽しんでもらうための情報発信を行なう。また自社媒体のみならず、パンフレットやチラシ、ポスターやウェブサイトの制作、撮影・ライター・デザイン業務、イベント企画・運営なども手掛けている。

取材で感じた企業の魅力

新潟を知り尽くす編集者が実際に見て・食べて・体験して取材

ウェブサイトやSNSを通して、誰でも簡単に情報を発信・受け取れる時代。だからこそ、編集スタッフ自身が現地に足を運び、自分の目や舌、手を通して得た情報はリアリティがあり、信頼性が高く価値がある。丁寧な記事と写真、魅せるデザインで伝える旬な街ネタは、ローカルの新店や話題を常にチェック&キャッチする編集者たちによって作られている。

新潟の街・店・人の魅力ターゲットに最適な媒体で提案

編集者によってまとめられた情報を発信する媒体は月刊雑誌だけにとどまらない。グルメやカフェ、観光など、目的別に不定期発行される各種別冊やフリーペーパーの他、キュレーションサイト『日刊にいがたWEBタウン情報』は月刊70万ページビュー、公式インスタグラムは3.5万フォロワーを獲得している（2021年2月現在）。

カンパニーメッセージ

代表取締役社長
種村孝樹さん

「編集者は街の変化に常に敏感でなければなりません。車内での自由度が高いバス移動は、自家用車では見逃してしまうような小さなお店のオープン情報なども拾える可能性が高くなるのではと期待しています。また、スタッフの駐車場や交通費等の経費削減、通勤時の自動車事故等のリスク低減など、社員の安全・安心を守る点でもバス通勤はメリットがあると思います」