FEATURE
私の仕事術
私の仕事術|File15 地元に帰る=都落ちではない。通勤時間をヒントにWEBの力で魅力を発信
株式会社ユニークワン
曽我 智恵里さん
広報担当・マーケターの仕事術
「地方のIT化をリードする」。新潟ならではの情報をインターネット領域で発信する株式会社ユニークワン。
曽我さんは、新潟市出身で、東京大学卒業後、大手通信企業で勤務した後に、2020年にユニークワンに入社。
現在は広報とマーケティングの担当を任されています。
新潟の魅力を発信し続けるを彼女の想い、そして仕事術を聞いてみた。
「都落ち」ではなく「選ばれる地方都市」へ
「学生時代から『地方創生』に興味があって、いつしかそれが『生まれ故郷の新潟に貢献したい』という気持ちに変わっていきました。東京に本社を置く通信企業に入社して3年、思い切って新潟市へのUターンを決意しました。
チャレンジできる会社を探し続けた結果この会社(ユニークワン)に入社し、そして今、広報、マーケティングを担当する中で、やりたかったことが着実にできてきていると実感しています。」
「私がやりたかったことは、『一人でも多くの人がUターン Iターンするような魅力あるまちに新潟を変える』ために貢献できる仕事。特に若い人たちが、『都落ち』ではなく、『自ら新潟への就職を選択』するような、そんな魅力ある企業を増やしていきたいんです。
noteやSNSで自社や新潟で働くことの魅力を発信し続けたおかげで、『新潟にUターンしてきた、新潟で働きたいと思った』という声を最近少しずつ聞けるようになってきた気がします。目標は、新潟出身で県外に行ってしまった友人たちを呼び戻すことですね(笑)。」
通勤時間はリラックスタイム、思わぬ発見も
「通勤は徒歩か自転車で、完全にリラックスする時間と割り切っています。また、社会人になると運動不足になりがちなので通勤がいい運動になっています。
弊社は『通勤時間を減らして仕事、生活を効率化しよう』という考えから、会社に近ければ近いほど手当が支給される『住宅手当』という制度があります。なので、徒歩や自転車で通勤しているスタッフは多いかもしれません。
天気が優れない日はひたすら深夜ラジオを聴きながら歩いて通勤しています。実は最近『オールナイトニッポン』を聴くのにハマっています!ラジオを聞いていると仕事に役立つ発見があって…。それは『ラジオCM』です。あまり有名ではないBtoBの企業が、企業名を覚えてもらえるように短いキャッチーな宣伝をしていたりすると、『なるほどなぁ』と、いつか仕事の役に立つかも、と思って聴いています。」
“ありがとう”は言い過ぎるほどに
「仕事で意識していることは三つあります。『即レス』と『六割完成で相談報告』。これは会社の方針でもあり、多くのビジネスパーソンが実践していることかもしれません。
そして三つ目に『ありがとうは言い過ぎるほどに』。情報伝達は基本チャットなのですが、本来会話の中から感じ取れる『温かみ』や『温もり』といったものが伝わりづらいことも。なので、『ありがとう』や『すごく助かりました!』という言葉は意識的に、少しオーバーに使うようにしています(笑)。もちろん仕事って、頼まれたことをやるのは当然といえばそうなのですが、ありがとうと言われて嫌な人もいないし、職場の雰囲気って見えないけど大事だと思っているので!
あと昔から思っていることですが、『今やっている仕事や働いている会社が全てではない』ということ。他の分野や趣味に目を向け、常に選択肢をたくさん持っていると心にゆとりができるかなと思います。」
1日のスケジュール
- 6時 起床、出社準備
- 7時30分 ラジオを聴きながら徒歩通勤(仕事の参考になるラジオCMも)
- 7時50分 出社
- 8時00分 ミーディング、コラムやnote執筆など
- 12時 ランチ
- 13時 セミナー準備、他社のウェビナーなどより情報収集
- 18時 帰社、帰りもラジオを聴きながら(リラックスタイム)
- 18時30分 帰宅、夕食準備
- 19時30分 夕食
- 21時00分 YouTubeを見ながら室内運動(もうすぐ結婚式とのこと、おめでとうございます!)
企業紹介
ユニークワンは「地方のIT化をリードする」をミッションに掲げ、2014年に設立したインターネット広告会社です。
企業のデジタル情報発信を支援する「マーケティング事業」と、地域情報をインターネット上に発信する「メディア事業」を展開しています。
カンパニーメッセージ
コーポレート部長 櫻井 剛 さん
ユニークワンでは会社の近くに引っ越すと住宅補助をする「住宅手当」があることで、徒歩や自転車を活用する人が増えています。会社でもバックアップすることで、徒歩や自転車で通う人の比率を高めたいですね。