私の仕事術｜File1　コミュニケーション重視のビジネスはタスク整理とクールダウンが必須

2021.02.16

株式会社マルタケ
シャレル・ランデヴーレストランディレクター
村山良一さん

レストランディレクターの仕事術

料理と空間、ソムリエが導く心地良く刺激的な食体験ができるレストラン、シャレルランデヴー。
新潟駅前を眼下に、日常から離れたラグジュアリーな空間で食事を楽しめる、このスペースをディレクションするのが村山さん。
常に緊張感と気配りを持ち、料理や空間を通してゲストの心を豊かにするレストランマンには「クールダウン」が大切だとか。

タブレット端末を利用して移動時間にメールチェック

「営業時間外にどれだけお客様とコミュニケーションをとれるのかはレストランマンにとって大切な課題です。私はその時間を確保するためにタブレット端末を利用して前日にご利用いただいたお客様への御礼メールや、最近増えてきているwebからの予約確認などをしています。操作性と視認性の高いタブレットは、バスでの通勤時間にも活躍します」

シンプルに一人になれる時間を確保してタスク整理とクールダウン

「レストランを統括する立場なので、営業時間内外を問わず、お客様やスタッフたちとのコミュニケーションは欠かせません。役職のある人間にとって、ビジネスタイムに一人で考える時間を確保するのはなかなか難しいと思います。私にとって通勤は一人になれる貴重な時間でもあります。出社する際には業務について、帰宅特は頭をクールダウンさせる大切なひとときです」

1日のスケジュール

●8:50　バス乗車
車内ではタブレット端末を活用して、その日の予約確認やメール確認
●9:30 　出社
仕事用のスーツに着替え、ランチの開店準備
●11：00〜11：30　開店前のミーティング
ホール・厨房のスタッフに、1日の予定や連絡事項を伝達
●11：30〜15：00　ランチ営業
営業時間中は常に、あらゆる方向へ目を配る
●15：00〜17：00　昼食・休憩
ソムリエスタッフとともに、新メニューとワインのペアリングを話し合う。新メニューを試食したりすることも。営業時間が近づくと、ディナータイムの開店準備に入る
●17：00　ディナータイムオープン
●22：00　閉店・バス乗車
どんなに遅くても“終バス”には間に合う時間で帰宅

企業紹介｜株式会社マルタケ／シャレル・ランデヴー

事業内容

フレンチレストラン

企業紹介

医薬品の卸を中心とした地域の健康を守る総合卸売会社として長い歴史をもつマルタケ。「地域の皆さんに恩返しをしたい」という思いを込め、新潟駅前エリアのランドマーク“マルタケビル”最上階に位置するフレンチレストランを運営する。店内に入ると、200本のボトルが陳列されたワインセラーが迎えてくれ、その奥にはカウンター席とテーブル席。ほかに個室席も備えている。新潟駅前を眼下にした、日常から隔離されたラグジュアリーな空間だ。

取材で感じた企業の魅力

料理や空間を通じて心豊かに過ごせるレストラン

コンセプトとして掲げている「大切な人を連れていきたくなるレストラン」という言葉通り、料理や空間を通してゲストの心を豊かにするような提案が感じられる。新潟駅万代口のリニューアル工事に先立ってオープンしたばかりの新しいランドマークであるマルタケビルの最上階という立地は、非日常感とアクセスの便利さを兼ね備えている。

新潟という地で100年近い歴史を持つ「医薬品の卸を中心とした地域の健康を守る総合卸売会社」を母体とするレストランは、「優れた新潟の食材の豊かさを伝え、人々に健康と活力を与えられる未来を創っていきたい」というコンセプトを持つ。その思いは、使用している食材やメニュー構成、スタッフの立ち振舞いなどから随所に感じることができる。